厠屋 2りんかん(仮) そのうち変えます。

適当に頭の悪い自転車弄りを晒します、停滞してましたがちょっとだけ再起動。

溜まりネタ 後編 (仮)

こっちでは基本自転車ネタだけですが

年末にこっそりこんなのも作ってましたw

自画自賛ですが始めての着ぐるみ制作にしては悪くない。

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ビッグサイトの入口で立ってるだけでひっきりなしに人集り出来て大変でした。

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中身こんな感じ。

 

595のシートポスト自作用に去年買って放置してたカーボンプリプレグですが

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酷いチェーンサックの補修依頼があったので今後の再発対策も兼ねてプロテクター作ってみました。

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エポキシと石膏でチェーンステーを複製して

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カットしたプリプレグを積層していきます、

試作は2プライ、本番は3プライ。

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ワイヤー受けも傷んでたので、1プライです。

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ダイジェストなのに長すぎるな。

書き出すと長くなるのでその内一つづつ記事まとめてみます。

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カーボン弄りの合間に改良しながら日本橋フェスタ用にもう一匹作ってみたのです。

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お子様連れにモテモテでした

サイズの関係で女性しか着れませんがその方が夢が壊れなくていいよね。

製作中にヒートガン壊れたりやらで前回同様締め切りギリギリでした。

ウレタンとかその他色々な物で出来ています。

放置ネタ 中編

 

ダイジェストですので流し気味に

・SUPERSIX EVOHI-MOD (2013夏)

TIME VXRSから乗り換えました、7月に通勤中道路のゴミ巻き込んで落車しまして

鎖骨と右大腿骨の転子の先を骨折する羽目になりまして、以降落車が気になって通勤以外で自転車から遠ざかってたのでモチベーション上げる為に購入しました。

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買って暫く経つ割に弄ってばかりでイベント以外でほぼ乗ってません

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市販されてないチームエディションのRED22入手したのですが、何故か大量に持ってたのがウクライナの業者で去年の今頃は内戦起きかけてた頃だったので無事届くかヒヤヒヤ物でした。

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そろそろ仕様が固まってきたのでインプレ位書いてもバチは当たらない気がします。

 

 

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 前後しますが王子の595もシマニョーロ化を始め色々手が入ってます

 つか女性は無条件でシマニョーロにすべきだと思うのです。

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9000デュラの性能は純正ワイヤーでこそ発揮されるのでリューターでタイコをカンパワイヤーと同形状に削ってエルゴパワーで使用可能に改造してあります。

ブレーキ、シフトともにフィーリングが劇的に向上します。

他にもあちこち手が入ってますが今回ダイジェストなのでいずれ紹介します。

 この間にも数台組んでますがそちらもいずれ。

放置ネタ蔵出し 前篇 (加筆待ち)

放置前に書く予定だったネタと合わせると結構ありますね。

自分のバイク以外のネタが多いので書いて良さそうなネタだけ書きます

過去mixi日記で公開してたネタも合わせて公開

いきなり全部書くのは無理なので画像貼りつつダイジェスト的に紹介していずれ個別で記事にしますね。

 

(ブログ製作前)

 

・FC6750改スーパーショートクランク (2010夏)

魔改造最初の一歩

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クランク長=身長の法則を適用するとウチの相方のクランクは市販してません。

シマノ純正のショートクランクなんて存在する訳もなく、自力で加工する設備も無いのでやってくれる所を探して辿り着いたのは工房赤松さん。

中空クランクなので右側の加工が困難で一度ダメでしたとの連絡頂いたのですがこちらの提案で無理な加工をお願いして何とか形にして頂きました。

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その後こちらの不注意で壊してしまい、自力で2度修理しました。

mixiに掲載

 

・カーボンフレーム破損、修理出来るビルダー探しから復活まで。 (2011夏)

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結婚指輪ならぬ自転車として購入したLOOK595のトップチューブが盛大に破損

当時は修理業者がどこも酷く、料金は高額なのに仕上がりが酷く、半数くらいの所には強度確保できないのでお受けできませんと断られてました。

出来ても塗装が焼けますよとか言われると頼む気にもなりませんよ。

 

仕方ないのでプリプレグ購入して自力で修復すべく腰を上げました

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自分の希望プラン通りの修復すべく情報収集の最中にたどり着いたのはまたもや赤松さんでした、結果格安で塗装もほぼ元通りの状態に。

料金技術全てにおいてこちらを超える修復を出来るビルダーさんは未だ知りません。

こちらもmixiにかなり詳細な記事あり。

 

 

・RD6700GS魔改造ラージプーリー化 (2012夏)

 時期的にホイール組んだりしてた頃だった気がします。

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王子の32tのスプロケSRAMからXTのミックスに変更の際に思いつきで制作

BURNERのプーリーを見て、効果に興味が出たのと見た目格好良くしたら嫁様

が喜ぶかなと。

 

デザインで試行錯誤したりアルミやプラ版で試作品作ったり意外と手間でした。

これだけの為にリューター用の超硬ビット買うのが面倒だったのでちまちまカーボン削って加工してたのですが3tのカーボン板ナメてた、いやもう硬いのなんの。

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 BURNERを知ってる人に注目されるという事においては効果絶大でしたw

別件でのむラボさんに伺った時に既成品だと思われたのは嬉しかったですね。

 

放置しすぎ。

Twitterでは新しいフレーム組んだりドライカーボン焼いたり色々やってるんですがこのブログ使い難くてイカンです。

ここ始める前にラージプーリー作ったりしたのもネタとして賞味期限切れた気がするし

使い勝手良いブログに引っ越すかTwitter連動させるか考えましょう。

FM-098画像盛り合わせ 

二つ更新しようと思ったけど片方半分くらい消えて力尽きたので先にこっちを掲載
fm-098についてご質問頂いたので画像追加しときますね。
mc-035の追記は画像が貼れなかったのでもうしばらくお待ちください。
FM039 0
まずこれがアリババのHPに上がってた塗装イメージ画像、塗装サンプルではないので注意 
パソコンで着色してるだけだからうっすら12kのカーボン生地が透けて見えます
HPには他にも色々な色違いのイメージ画像やちゃんとした塗装サンプルが多数あります。
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ロゴなしで塗ってくれと頼んだけど英語に自信ないのであちらに送るためにペイントでロゴ消した画像を作ってみた
こういうので意思の疎通をはかっとかないとやらかされる可能性あると思ったんで。
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ちょっと作業が遅れてますってんで向こうが送ってくれた塗装ブースの写真。
ブースの奥には色違いのフレームが待機してるのが確認できますね。

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塗装オワッタヨーって連絡が来た時の画像がコレ、塗装イメージだとライトブルーだったのがメタリック系のブルーに
タイサ君はこの色が気に入ってくれてるみたいだけどカラーイメージのすり合わせしてなかったからドキドキ
次回塗装頼む機会があったらちゃんと色も確認しようと心に誓う
ワイヤー受けの位置が問題でマスキングがうまくいかなかったのかラインの配置もサンプルイメージと微妙に違う
コレも神経質な人はちゃんと塗装したサンプルを確認してからオーダーした方が失敗しなくていいです。
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届いたフレームをメンテスタンドに乗せて確認、この時点でシートポストはこれ以上低く入りませんw
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シートチューブの割りが適当過ぎて穴に対して明らかに左右非対称でバランス悪いッス。
ポストの塗装も厚いしチューブの精度も出てないのでシートポストの塗装に縦に傷が入ってます
つまりこの傷が見えなくなるまで両側をすり合わせてやんないとダメな訳で、今期の必要な作業です
残念ながらシートポストの精度はFM039より数段落ちると言わざるを得ません、すり合わせの難儀さはワースト1かも。
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シートポスト抜くと結構傷は深いです。
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シートチューブ内部も歪なんで木の丸棒に耐水ペーパー巻いてガシガシやります
やり過ぎるとシートが固定できなくなるんでたまにシートポストを差し込んで付いた傷で当たりを判断していきます。
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こっち側もクリア塗装が厚すぎるので様子見ながら研ぎ出ししていきますね
塗膜は均一にすべきでクリア厚く吹いとけばいいってもんじゃないんですよ。
塗装の比較に出したサーベロですがイギリスから取り寄せたれっきとした正規品ですよw
サーベロはフレーム生産を中国に委託してるのは割と知られた話だと思うので
フレームを
まとめて紹介しましたが「中華カーボン」として紹介した訳ではありません、あしからず。
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エンドの上側に開いてる穴はアウター受けにもなってます、変速ワイヤーはチェーンステーの内部を通ってます

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フレームの後ろ側は平らにカットされていてカムテール形状になってるのでエアロロードの名に偽りなし。
エアロロードって規制で軽量化に歯止め掛かっての副産物なので実際の速さは過度に期待しない方がいいです
人間の方がフレームより空気抵抗デカいからフレームより人間の空力を追求した方が圧倒的に効率いいしその結果はTTポジションの制限だったり、抹消されたアワーレコードの記録が物語ってます
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チラッとしか触れてなかったインテグレーテッドハンドル、中にライナー通ってるのでブラケット位置に制限あります。
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下ハンドルの握りやすい落差の少ないモデルを選択しました、見た目はいいけどハンドル幅とステム長を細かく選べないのと剛性が高すぎるのが痛し痒し。
下側のネジがキッチリトルク掛ける前にバカになって焦りましたが国産ビスで一発解決。
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フォーク重量、塗膜も厚いしこんなもんでしょう。
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タイサ君本人にトルクレンチ握らせBBを締めてもらう、自分でやると愛着わくよね。
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BBの中心にワイヤー受けが出てるのが見えますかね?
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画像だらけですが参考になったでしょうか?
アップデート後にもう一回レポートしますね。

シマノ カスタムフィットインソールをカスタム 

機材ネタばかりですが今回も機材ネタ。
でもちょっと視点を変えてシューズとインソールに付いて触れたいと思います。
そのうちフィッティングとかもやるけどとりあえず足元からなー。


と言う訳で去年の夏やったネタですがシューズ、重要です
自転車に動力を供給するのは足でシューズは足とクランクの接続部、見落としがちですが重要。 
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尿が使ってんのはMAVICのアヴェニールってモデルの初代、アッパーが柔らかくていいです。
ヒール周りがカッチリしたシマノ、アッパー全体がしっかりのSIDIと迷いましたが、SIDIはソールがペラペラなので様交換
シマノはヒール以外合わない感じだったんで全体無難気なこちらとしました。
本当はマビックのゼリウム欲しかったけど当時は身分不相応かなと思いまして。
26.5が適正だったんだけど横が痛くて27、それでも最初は小指痛かったけど馴染んだので次なら26.5選ぶかも。
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ゼリウムの黄色もいいがアヴェニールの後継アヴェンジも捨て難い、マビックはエントリーモデルもデザイン凝ってるので憎い。
スぺシャのシューズがこれくらいデザイン良ければ即買うのに。

見た目の好みは大事ですがシューズもホイールと同じでその人の足に合ってるか否か、ってのはそれ以上に重要です
パワーでガシガシやんないなら力を逃がさない硬めのアッパーやカチカチのカーボンソールより、
少し柔らかいアッパーやよくしなる樹脂ソールの方が長距離で足に来ないよってのはよく聞く話。

それより重要なのは足型、高かろうが安かろうがこれがあってるのが一番です。(とある方の受け売り)
シューズ選びに関してはこちらの記事が凄くわかりやすいので転載させていただきます。(受け売り元)
http://kiama.blog32.fc2.com/blog-entry-821.html
王子にロード買い与えた頃は右も左もわからず、王子は足が小さいのに幅広甲高で
ウエパ時代の某氏に片っ端からシューズ合わせて頂くも合わず、今は亡き汁の住之江店を紹介してもらい、後日こちらの記事に感銘を受けて住之江店まで相談と購入に行きました。
http://kiama.blog32.fc2.com/blog-entry-347.html

この時にインソールやカントの重要性は何となく分かってたんですが、サイクルモードで試したインソールは試してみても少々フィット感が増す程度でピンと来ず、カント調整キットも扱ってる店が少なく、スペシャライズドのインソールはカント調整シムは付いてくるもののタイプによって3種もある為おいそれと試せない。
シマノの熱成形シューズは王子の足型には全く合わず、自分も足型が合うのか分からないので敷居が高い、合うか合わないかが分かりくく買ってハズレた、みたいなのが怖くてシューズは放置してました
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その後サイズの合わない595を魔改造で無理やりポジション出して乗りだしたので、その答え合わせの為に
スペシャライズドのBGフィットの実施数がアジア一多い(2年で800件!)と言う梅汁でBGフィットを受けてきました (このネタもいずれ書くます。)

その際シューズにシム入れたりとミリ単位で調整してレーザー測定までやって頂きシューズの体へ影響を再認識、
その後受け売り元氏にインソールに付いて伺ったら、シダスのオーダーインソールをおすすめ頂いたのですが。
http://www.do-blog.jp/sbf-kitaurawasuzuki/article/953
これは、、シマノのシューズ以上に敷居が高いというか、、貧乏性ゆえ安い靴に一万のインソール入れるのは躊躇する。
コレ入れるなら高いシューズを買ってから試そう、なんて思ったりするともうずっと手を出さないのです、きっと。
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よく見たらこの足型、熱で柔らかくなって固まるんならモデリングクレイをジップロックに入れて湯煎すりゃ良くね?
オタクはこういう時無駄に素材知識にに精通してるのでアカンです。


一万のソールでそんなに変わるならシマノの熱成形シューズのソールのスペアとか売ってたら安く試せて良いのに、、。
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と思ったら普通に売ってたよ、イェッフー。
ソールはノーマルラスト用とカーブドラスト用の2タイプがあったのでカーブドを購入。 
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理由はコレ、カーブドだとソールの裏に貼る調整用のパッドが付いてくるのですよ                         
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汚い足で申し訳ない、パッドを貼るとこんなイメージになります。
台紙をはがすと両面テープになってるんですが、位置を煮詰めたいので仮止めして何度も脱いだり履いたり。
ぬー、どうもパッドの存在感が感じられないけど、こういう物なのかな?
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毎度の事で出来そうな事は出来る範囲でやってみますよ
こういう調整作業で良く分からん場合は極端から極端に振ってみるべし、
工作用紙で足に合わせてパッドのサイズを拡大して。
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中間位の硬さのウレタンで切り出し、オタクの家には造形用のウレタンが各種常備されててイカンです。
型紙より一回りデカくなってんじゃねえかって? ご心配なく。
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足裏の感触やフィット感がおかしくならないように角度を付けて一回り大きくカットしてあるのです。
元のパッドの厚さと比べると違いは一目瞭然、履いてみるとパッドの存在感は指の付け根あたりでハッキリとわかります。
試走してイケると判断したので残りの左右すべてのパッドを作ります。
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土踏まずパッドも付属のものをベースに大型化して位置を探るがつま先パッド程のインパクトは感じず、改良というか研究の余地あり。
所詮素人の思い付きですからなー(言い訳)

貼る位置がズレやすいので位置をきちんと合わせて粘着力の高いテープで固定して試走
100キロ程走ってメリット感じてもデメリット感じなかったので熱成形決定。

作業中で写真撮れないのでここから先は文章で説明。

ドライヤーとか湯煎でもイケるっぽいけど温度調整できるガスオーブンあるんで使います
パッドをはがした状態でオーブンで加熱後、手早くズレない様にパッドを張り付けてシューズにイン。
純正に比べて踵のホールドが浅いので少し踵をダブらせ気味にセットして足を滑り込ませ、踵をトントンしてヒールをフィットさせ踵以外に体重を掛けないように注意しながらベルクロとストラップでつま先が逃げないように固定して。
固定出来たらつま先立ち気味に母指球や指の付け根でグリグリやりながら両手でシューズを包んでサイドも密着させる。
足の中でぬくもりが消えたらシューズを脱いでもう片方も同じ手順で熱成形。

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でけたー!
パッドは熱成形前は浮き上がってたんだけど成形後はソールにめり込んで半分一体化してます。
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表側から見ると足型がくっきり付いてパッドがブーメラン型に浮き上がってるのが分かりますかね?

で、感想なんですが熱成形よりパッドを作ったことの方が効果大。
今まではつま先が逃げないようにベルクロやバックルで足の上側から固定してた感じだったんですが
ソールの方は足がペダルを蹴る土台ができた感じで母指球で踏んでも靴の中で足が動かない
母指球の位置がしっかり固定されてるので踵もつま先がしっかりしてて足指が常に自由、これは大きい
この土台で足がゴソゴソしないんで力を入れてないのに常に足裏でしっかり踏みしめてるような、そんな感覚

上手く説明できないので体感したい人は足指パッドと同じ位置に皮をむいた消しゴムを入れて床でグッと踏みしめてみて下さい。
これで効果を感じられる人はインソールの恩恵を受けれると思いますよ。

唯一の欠点と言えばウレタンの硬度でヘタリが出ると効果が落ちる点。
ウレタンは各種在庫してるんですが、柔らかいのはスカスカするし硬い奴はヘタると戻りにくいんで。
パッドをシリコンとか熱成形できる樹脂とかにして、クッションを熱成形ソールに任せるのが正解なのかも。
あと土踏まずのパッドですが、色々試してますが足先よりも踵側を重視すべきかなと思ってます。
付属のパッドはシマノがやってんだから意味のある形なんだろうと思ってあまりイジらなかったんですが、、。
インソール[1]
去年の秋サイクルモードに行ったら新型の熱成形シューズ出てたのでソールを見たら踵側のフィット感の高そうなパッドに改良されてました、うぬう
ズレ易い欠点もポケットに入れるタイプになって改良されてました、ぐぬぬ
足指のパッドは小さいままでしたが万人相手の商売なら大型化できないからこれで正解なのかも。
別売りも始まってるみたいなんで今買うならこちらのタイプの方をおすすめします、汚れも目立たないし。

結論として足型をとるようなインソールに対して優劣は分かりませんが足裏をバケットシートの様に固定出来るというのは大アリ、ただこれが速さに直結してるかは不明ですが上りでも平地でも楽に踏める、回せる「気が」します。
踏み方向だけでなくパッドで靴を「掴める」ので引き足というか巻き足気味にするときも無駄な力は不要です
ズレ対策はちゃんとした接着をするか両面テープよりチューブラーとかカーペット用のテープの方がいいかも。
カスタムフィット
シマノやBONTのシューズ熱成形ってのも一部分らしいのでも普通の靴に熱成形材を入れて再現できるなら面白いかも
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パッドの形状も人によって違うしやっぱりシダスみたいな型取り材を使って足型をキッチリとるべきか。
足指と土踏まずの裏側でソール全体をホールドしてやれば靴の上下側からしっかりとフィットが得られるハズ。
土踏まずは闇雲にアーチのパッドを高くすると違和感が出るので付け根のホールドが重要なのかも
部員数名にも試して貰ったら評判良かったんで素材含めもうちょっと研究してみます。
パッドだけならお金も掛かんないし興味のある人はお試しあれ。
これで毎日トレーニングしてる人に勝てる!といった類のものではありませんが割と目からウロコですよ。

身長対策 NOKON ワイヤー編

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前回の記事の為に画像見てたらコレもそのうちネタにしようと思ってたの思い出したんで忘れないうちに。
王子は身長147センチの小人なんでサイズ大きめの595に快適に乗るために色々と仕掛けがしてあります。
このノコンのワイヤーもそんな対策の一つ、世間的には軽量マニア向けのパーツです。

王子がロード購入した2008年は650cを廃止するメーカーが多く,小人用700cはカタログ見返してもごくわずか
今思えば小人にとってはつらい時期だったと思います。
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我が家は最小サイズのフレームでセミオーダー可能なGHISALOのG-1XSを在庫確認してオーダーしてたんですが
納車まで一か月待たされた挙句メーカー在庫切れという理解不能な事態で購入不能に。
この後の自転車探しの苦労は「のりりん」どころの騒ぎじゃなかったですよ、世の中マンガ程甘くない。
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仕方ないのでそこから一か月ショップというショップを巡って入手したのがこのBMCのSSX01
最小のSサイズで身長150㎝~165㎝が対象ですが完成車に付いてきたステムは100㎜でハンドルは380㎜
ステムもハンドルも大きすぎたのでステムを50㎜ハンドルもショートリーチに変えてポジションを適正化してあります
クランクに至ってはなんと170㎜、今170㎜の人が190使うくらいの暴挙、165㎝対象ならせめて165㎜にすべき。
クランクについて語りだすと長くなる予感がするので次回に回して今回はハンドル周りに話題を限定します。

その後コンポをアルテグラ化することになったんですが
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シフトワイヤーが旧型のシフター横から伸びるタイプから
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ハンドル脇を沿ってワイヤーが露出しないタイプに変更になりました
上の画像と比べるとアウター(外側のワイヤー)の曲りがきつくなってますが通常よりステムが短い分、ハンドルを曲げた時のアウターの曲り量がキツくなってます。
とは言えちょっと気になるかな、程度でこのフレームでは許容範囲だったんですよ。
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その後新フレームの595になってパーツ一式を移植したんですが
シフトアウター受けの位置やステムの高さが変更になって更にアウターの曲りがキツい感じに
更に良くなかったのが曲りがキツイ分ワイヤーの抵抗を減らそうと導入したアリゲーターのケブラーアウター
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アウターワイヤーの構造が通常のステンレスではなくアルミとケブラー繊維なんできっとしなやかなんだろうと思ってたら軽いけどやたら固いし太い、リアのブレーキワイヤーもフレームに内蔵する寸法ギリギリでハンドルを左右に振るとワイヤーが邪魔してるのが分かるほどステアリングが重い。

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これはオートバイでハンドルを安定させるステアリングダンパーだと思って肯定すべきか
それともハンドリングをアンダーステア(曲がりにくい)化させる原因と否定すべきか、悩む
あまりシビアに捉えて実際大した弊害無かったら一番バカみたいだけど抵抗の無い状態との比較はしてみたい。


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しゃあない、これ使おう。
NOKON コンカベックスシステムワイヤー
また長い名前だ。
ワイヤーと名乗ってるけど実際の所アウターだし、そもそもワイヤーですらない。

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通常のブレーキアウターはスパイラル状に巻きつけたステンレス帯の外をビニールでコーティングして内部にインナーワイヤーの抵抗を減らすライナーが入っています。
1297264929426-1io0z3gpnnuig-399-75[1]
しかしコイツの場合ライナーの外は一つ一つをアルミ材から削り出したピースの集合体です。
illust2[1]
透視図で見るとこんな感じ、螺旋状に帯を巻く方式だとブレーキやシフトチェンジの時アウターに掛かる力(アウターを真っすぐ押し縮める方向の力)に対してごく僅かにスプリングの様な隙間が空いています
独立したピース式のノコンは遊び(隙間)が少なくブレーキのタッチ(握った時の感覚)がよりダイレクトで
構造がシンプルなので(笑) 軽量化出来るってのがこのパーツの売り文句なんですが、ですがね。
08ib5nokon[1]
ピース一つずつ削り出しなんてアホな作り方してるから高いんですよ
例によって国内だと1万オーバーで-10gとほとんどパーツの誤差の範囲。
カーボン削り出しバージョンなんかアホの極みで三万越えですよ。
このバージョン、通常ワイヤーの半分の重量ですがたった20グラムの軽量化、-20gでさんまんえんw
極め付けに軽量厨御用達パーツらしくカーボン版は縦方向の力に耐え兼ねパッカリ割れて回収と相成りました。
いくらカーボンでもこんな小さい筒に縦と内側から力掛けたら繊維固めてる樹脂が割れます、もうね、アホかと。
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アルミの奴も日頃メンテしない人が使うとこの接触部分が擦れて汗やら水分で錆びて破裂するらしいです
知らない人多いですがアルミは完全に錆びると内部がボロボロになって下手すると指で潰せる程もろくなります。
そんなになるまで点検すらしないのは論外ですがこのピースが割れるとブレーキ効かないので本気で命に関わります。
初期の製品がアルマイト仕様だったのに今の製品が塗装なのはその辺も理由かも、でもやっぱコスト面かな?


じゃあなんでお前の所のチンチクリンに使わせるんだよって?
このケーブル、他のと違ってパーツ同士が独立してて接触する部分が少ないですよね
上の画像を見比べて貰うと普通ならライナーとステンレス帯はチューブでコーティングされてるので曲りの動きを制限しますが、ノコンはピースがライナーで繋がってるだけなんでボールジョイントというか蛇腹関節みたいになってます。

つまり
UC4-4[1]
水陸両用のコイツや
20111114150219be9[1]
90343bed16ec21dc[1]
コイツらみたいに
関節をどんな方向にもグニグニ自由に動かせるので、ワイヤーの曲げがきつくなった分ステアリングの軽さを取り戻す事が出来る訳ですよウネウネ。
ga-10[1]
なお「蛇腹関節は水中戦が得意」が鉄の掟なんですが、残念ながら錆びると死ぬので水中戦はご法度です、
水色のくせに使えねえ、、。
02ti_ilink_sh02[1]
似たような形状のタイオガi-linkも候補として検討してたんですが
見た目がお気に召さない上に関節の自由度が低いという昔のプラモデルみたいな残念構造
その上ワイヤーを強く引くと内部の段差でライナーが一発で痛むという残念すぎる耐久性。
少々お手軽とはいえ残念すぎるしこの形状は擦れてあちこちに傷が入りそうなんで却下。
ノコンはドイツ製なのでスポークと一緒にドイツのスターバイクから買ったら半値で買えると分かって採用決定
たしか5千円位だったかな、普段部員のバイクのオーバーホールなんかでワイヤー交換する場合お店にお願いして78デュラ用のワイヤーを一式分けてもらうんですが、大体2000円しない程度なんで7900デュラワイヤーセットを袋で買うよりちょっと高い
でもドイツからの送料だけで3000円位吹っ飛ぶので単体購入するならウイグルCRCで買った方がいいです。


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構造も値段も頭悪いパーツですが、極め付けに頭悪いのは装着にかかる手間
ライナーにピースを一つずつちまちま入れて繋いでいくんですが、ブレーキや変速時の力やハンドルが動く時にピース同士が擦れて音鳴りがしたり、その部分の塗装が削れてサビの原因にもなるので一つ一つに丁寧にグリスを塗り、
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同様にライナーにも水が入らないようにグリスを塗る、という作業をひたすらちまちまと。
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女子児童のビーズ細工のごとくひたすらちまちまちまちま、カーブの場所によっては小さめのピースを混ぜたり
これだけやってやっとリアディレイラーの変速部一本ぶん。
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このアクセントになってる金色のパーツですが、一つのワイヤーセットに2つしか付いてこないのですよシット
今回買ったワイヤーセットはブレーキとシフト両方使える奴だったんですが見えない部分に加工した7900用ワイヤーをミックスしてワイヤーとシフト両方まかなってるので金のピースは自作してます。
それにしても右端のカーボン仕様、切削の仕上げ悪いし縦方向に繊維揃ってるしそりゃ割れるわな。
こういうパーツは一色でそろえると浮くんでピンポイントに入れる指し色は重要。
IMG_5039[1]
無いなら(出来る範囲で)作る主義なんで事でこれを使いました、ハセガワミラーフィニッシュのゴールド。
模型のメッキ表現用のフィルムで表札程のサイズで1200円もするます。
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超が付く程薄くて曲面にも追従するのでこの距離でもメッキにしか見えません、バリエーション豊富なのでオススメ。
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ビーズ細工、割愛しますが欲しい長さになっても適正なワイヤーの長さを探して足したり減らしたりと言った調整作業を延々(永遠じゃないよ)と繰り返し、人によっては半日とか丸一日掛けたなんて人もいらっしゃったらしい。
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撮り直すの面倒なんで画像は使いまわしだけど完成
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ハンドル周りのアウターの曲率に注目
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アウター自体が触ると分かるほどフニャフニャなんで無理に曲げてないけどこんな感じ。
ハンドルを切っても今までのようにアウターの抵抗感も無く、一言でいえばスカスカ。
どれくらい軽いかと言えば迂闊にバイクを立て掛けようものなら勝手にハンドルが切れて倒れてしまうほどの軽さ
体格を補うためのきついワイヤーの取り回しがステアリングの抵抗になってたのは明らかな模様。
本人も多少軽くなった感覚はあるらしいけど日頃そこらでシケインを本気で切り返すなんて状況が頻繁にあるわけもなく、実際の効果に関してはおそらく広い所で空き缶置いてジムカーナ競技みたいな事すればハッキリするかも。
とにかく組んでからずっと走行上のネガになってるんじゃないかと気になってた点なんでものすごいスッキリ。

今回は体格から来る障害の解消が目的だったんで正直ここまで小さい人は無理に使うことはないかなと。
タッチはダイレクトになるけど構造上ワイヤーを引く時にピース同士が押し合う際の独特のゴリゴリ感を伴います
使ってみて効果が感じられないという声はおそらくタッチが好みに合っていなかったのではないかと思われ
バイクでも勘違いする人が多いですがタッチがダイレクトになる=ブレーキが劇的に効く、という事ではないので。AcCb_OuterCable001GdSv_13Wb[1]


ノコン国内でも通販でも最近扱いが減ってますが欲しいって人は最近TNIが扱い始めたこちらなんてどうでしょう?
http://www.trisports.jp/?q=catalog/node/6651
カラーバリエーションがやたら豊富なのはどうやら代理店がせっせといろんな色を混ぜて売ってる模様
国内定価で考えればノコンの半分くらいだし、重量もシマノに比べて大幅に軽いです。
が、肝心の構造が良く分からないのでi-linkみたいな欠点があるかもしれないので様子見推奨。
どっちにせよ普通に使う分には只の高い盆栽パーツなんでマメに整備できる人以外オススメしません。